今の日本で世の中の役に立っていない人はいません、全員消費者として役に立っております
緊縮財政を進めていくと必ず出てくる言葉が
「税金の無駄をなくすために削ろう」
「世の中の役に立っていない部分は削ろう」
という言葉です。
非効率を改善したりシステムをアップデートしていくのは必要だと思いいますが
この理屈を人間に当てはめるのは僕は危険だと思うし反対です。
なぜならばこの理屈を突き詰めていくと
「世の中の役に立っていない人は死んでいい」
という究極の自己責任論にいきつくのです。
さらにこれは役に立つ、立たないで人を選別するので
様々な差別主義との相性がばっちりなんです
「○○だから役立たず」
「○○をしているから(していないから)役立たず」
というレッテルで削る事が正当化されるのは非常に危険です
少し前置きが長くなりましたがそもそもですと
今の日本に住んでいる人で役立たずはいないんです
現代社会が機械化の影響で昔に比べてより少ない手間でより多くの物を作ることができるようになっているのは間違いないです。
しかし作られたものはほとんどが商品として消費されないとそれこを役立たずになってゴミになってしまいます。
そのため今の日本に必要なのは
消費してくれる人
なのです
働きもしないで家でゲームをして飯を食いまくっている人
だらだらネットにつないで買い物ばかりしている人
アイドルを追いかけていろんな地方に行きグッズを買いまくっている人たち
みんな消費者として最高に世の中の役に立っています
例えば様々な事情で働けなくなったりして生活保護を受けている人も
消費者として世の中の
役に立っているんです
自分が働いているのに何もしないで消費ばかりしていり
人を見て怒りを覚えたくなる気持ちは分かりますが
その怒りはその消費してる人ではなく
自分に対して十分な給付をしてくれない政府と国に対して怒るべきなんです。
大昔の生産量が少なく飢え死にが現実的に起きていた時代ならともかく
物が作られまくっている今の時代には役立たずはいないんです。