【次の次の選挙では中選挙区制にしますと言って次の選挙では野党共闘しましょう】その2【野党はどうするべきなのか?】
前回のブログでも書きましたが自民党の支持率は33%なのに議席は6割近くをとってしまうとう状況になってしまうんです。
【次の次の選挙では中選挙区制にしますと言って次の選挙では野党共闘しましょう】その1【現状説明】 - 伊藤日出海の日記
いままでもブログやTwitterで何度か言っていますがこれは小選挙区制の罠です
仮に100人の有権者が投票した場合自民党は33票を取ります。
それでは過半数には届きません。
それなのに当選するのは自民党の候補者になってしまう。
なぜなら小選挙区制だからです
仮に
自民党33票としても複数の野党がそれぞれに候補者を擁立してしまった場合
自民党33票
野党A25票
野党B20票
野党C15票
野党D7票
自民党以外への野党への票が分散されてしまって有権者の過半数を取れなくても
自民党の候補者が当選してしまうのです。
そのために死票が増えてしまうという批判に対しては比例代表制も取り入れていることで一定の効果はあると思いますが、
小選挙区で289人
比例代表制で176人という配分のため
小選挙区の方がかなり多いため比例代表制の調整機能も不十分だと思います。
基本的に小選挙区になると与党か野党かの2択にできるようにしないと勝負にならないのですが野党内にも政策の違いはありますので無理やり統一候補を立てるというのも
乱暴な意見になってしまいます。
統一候補になれなかった候補者は当選するチャンスを自ら手放すことになるのです。
しかも小選挙区制の場合、一度落選した場合の復活はかなり厳しくなります。
政権交代のために自らを犠牲にできる人はそんなに多くはないでしょう
しかし自民党が自ら自分たちに有利な選挙制度を変えることは考えられません。
そうすると野党が自分達で選挙に勝つしかありません。
そのためにはどうするべきなのか。
僕が思うのは記事のタイトルの通りです。
【次の次の選挙は中選挙区にするという公約を掲げて野党共闘する】
さらにもう1つ
【次の次の選挙は1年以内に選挙制度を変更したのちに解散総選挙をして行う】
この2点を公約にして戦えばいいのでなないでしょうか
中選挙区制が導入されるなら野党の候補者も
今回の選挙では立候補を降りて統一候補を
素直に応援することも出来ると思います。
ここまで公約を明確にすれば破った場合は次の選挙で他の野党や自民党から攻撃されてしまい、敗北することが濃厚になるので当選した後で裏切る可能性も少なくなると思います。
一強が生まれた場合は権力が腐敗するというのはこの10年で高い授業料を払って学んだことになりますから、国民も支持しやすい公約になります。
それぞれの政党の政策の違いについては次の次の選挙で争えばいいのです。
ぜひとも野党は中選挙区制導入を掲げて共闘をしてもらいたいです。