国債は誰に対して返すのかきちんと考えてみよう
赤字国債が増えると財政が破綻してまずいと言っている昔の考えに凝り固まったバカがいますが、赤字国債のどこがまずいのかを具体的にきちんと論理立てて言っている人はいないような気がします。
「赤字」という言葉だけを大声で言っていればたしかに家計の赤字を連想する国民は何かまずい気がしてしまうでしょう。
しかし何度か行っていますが赤字国債の「赤字」は個人の家計の赤字とは同じ漢字でも意味が全く違うのです。
国債は返さなければいけないと言う人がいます。
返すための資金はどうしているのか? 今は各種の税金や新たな国債発行で返済を行っています。
そうするとどんどん国債残高が増えていきます。そして返せなくなります!!
と財政破綻論者やプライマリーバランス重視派は主張しますが
いまの国債残高のうち
海外の投資機関などが保有しているのは約13%
他には日本銀行が43%
その他の銀行や金融機関が34%
年金基金などの政府機関が6%
となっています。
この13%の海外の残高以外は日本銀行や国内の企業が持っているんです
日本が財政破綻すると困る人たちが87%になっているんです。
87%の人が破綻してほしくないと思いながら持っている国債が破綻することが
あるのでしょうか? 普通はあり得ないと思います。
次は国債の返す仕組みについてももう少し書いていこうと思います。